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Taking a detour to meet haunting discs

Pedal Steel Guitarの名手 Speedy West

f:id:Griver:20220416203305p:plainPedal Steel Guitarの良い演奏といえば、何よりもまずは、Speedy WestのCapitol盤でしょう。

Speedy Westの、まるで、弦の上で縦横無尽に飛び跳ね滑るような、イマジネーションたっぷりの演奏は、2022年度の現在においても、我々を楽しませてくれます。

Speedy Westは、おもに、1940年後半から50年代にかけて、Jimmy BryantとのデュオでCapitolに録音を残しています。それらの演奏は、概ね、Jimmy Bryantが心地良いリズムを刻み、Speedy Westがスティール・ギターを超絶テクニックで、また、特にコミカルに演奏するスタイルでした。当盤は、そんな一連のCapitol録音のラジオ局等への頒布盤です。録音は1953年頃です。Youtubeにアップしてみましたので、以下リンクから、ご覧ください。

Speedy West with Jimmy Bryant ; This Ain't The Blues

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また、彼らは、Tennessee Ernie Ford等の伴奏をこなしているものもあり、ユニークな伴奏を提供しています。ここでは、Ella Mae Morseの1枚を紹介いたします。

彼女は、10代でJimmy Dorseyのバンドに雇われたことを皮切りに、Jazz, Blues、そして、Countryスタイルでの歌を多く残したシンガーです。

Ella Mae Morse ; Oakie Boogie

当盤は、1952年頃の録音で、Nelson Riddleのオーケストラと伴に、Speedy WestとJimmy Bryantが伴奏をつけており、彼らの演奏を楽しめる1枚となっています。